本講義では、画像の入力、解析、処理、圧縮、合成、出力に関し高度で最新の研究分野について解説し、専門性の確立と高い見識を養う事を目指す。
具体例として、可変ビットレート映像符号化方式、電子透かし、顔動画像のインタラクティブ知的符号化、JPEG・MPEGのなどの国際標準符号化方式の普及に伴い、画像そのものの処理とは異なる、符号化されたデータを復号せずに扱う処理が新たな課題となって来ている。符号化ビットストリームの解析、符号化状態での合成などの演算処理を行う技術が例えばノンリニア編集機や字幕挿入などに及ぼす影響を取り上げ、その解決手段について論ずる。