4M625000

生体流動工学特論

Biofluid Engineering

開講部

大学院工学研究科 修士課程

開講学科

機械工学専攻

開講学年

1年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

特論

講義区分

講義
教授山口隆平

科目英語名称

Biofluid Engineering

授業内容

循環器系内流動を解説する.生体の循環器の第一の課題である血管壁構造と血管の病理学的異変の多発する部位における,熱,物質および運動量移動分布を解説し,血管病変と流れ因子との相互相関について流体力学および生物学的観点から解説する.次に,呼吸器系における酸素,二酸化炭素等の拡散と対流運動との関係について述べる.また,最近の機械工学および生体工学の基礎的計測法について解説する.主な講義項目を記す.1.レオロジーと非ニュートン流体,2.心臓血管系の流れおよび呼吸器系の対流運動,3.血管病変に対する血行動態.

授業計画

1.血液循環
2.血液成分と血管壁構造
3.レオロジーと非ニュートン流体
4.血液のレオロジー
5.円管内の脈動流
6.単振動流の層流速度分布
7.血管内の層流脈動流
8.下腸間膜動脈分岐と血管病変発生部位
9.腎動脈分岐内流れ
10.テーパ分岐管内流れ
11.頚動脈内流れ
12.脳ウイリス輪の前交通動脈流れ
13.動脈瘤発生に対する前交通動脈流れ
14.血流と壁せん断応力の血管壁への影響
15.血管内皮細胞に対する壁せん断応力の効果

評価方法と基準

レポートによる評価

教科書・参考書

山口著,流れ学(基礎と循環器内流れ),McDonald, D.D., Blood Flow in Artery,
Schlichting, H, Boudary Layer Theory.

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Fri Feb 15 05:02:28 JST 2008