4M646000

機械医療工学特論

Advanced Course on Medical Engineering

開講部

大学院理工学研究科 修士課程

開講学科

機械工学専攻

開講学年

1年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

特修

系列区分

特論

講義区分

講義
講師藤本哲男

科目英語名称

Advanced Course on Medical Engineering

授業内容

前期では人工臓器工学特論として人工臓器のメカニズムを主体として概説してきた.重要なことは機械・生体をそれぞれの単体としてとらえるのではなく,両者のinteractionを理解することである.後期の前半では人工臓器の接続対象となる生体側に着眼点を移して,その力学的なモデル化を考えてみる.基本的な方向としては目的に応じた力学的モデルを構築してモデル化の妥当性を検討した後,実際に生じている現象の問題点をクリアにしていくのである.注意しなければならないのは構築したモデルの適用範囲を明確にしておくことである.この講義の後半では二つの実際に臨床に応用されている計測技術を紹介する.一つは動脈硬化の定量的推定法であり,他方は心電図を応用した自律神経の活性度の評価方法である.また前期までに学習してきた人工臓器や生体工学に関する最新の文献を参照し,今後の機械医療工学も展望してみたい.

授業計画

1.ガイダンス
2.心臓の力学1(時変弾性モデル)
3.心臓の力学2(測定方法)
4.心臓の力学3(疾病と心臓力学)
5.心臓の力学4(Ventricular Arterial Coupling)
6.心臓の力学5(機械的再現性)
7.生活習慣病と動脈硬化1
8.生活習慣病と動脈硬化2
9.動脈硬化の推定1
10.動脈硬化の推定2
11.心電図と疾患1
12.心電図と疾患2
13.心拍変動と自律神経1
14.心拍変動と自律神経2
15.総括

評価方法と基準

レポートにより成績評価を行う.

教科書・参考書

特に指定しない。

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Sat Nov 26 11:12:29 JST 2011