ゼミ形式での毎回、下記のテーマなどについて研究発表・討論を行い、ものづくりとしての「建築」が、「技術」や「社会」とどのような関係にあるのかを実践的に学ぶ。多くの関係者の協同作業として成立する「建築デザイン」を進めるに必要となるコミュニケーション能力を涵養するため、個々の学生の関心、能力、個性、適性に応じた、多様な学習の機会・内容・方法を提供します。
(1)建築設計の理論と手法に関する研究
特に、駅周辺の整備および中心市街地の活性化に関する研究、住民と専門家の協同による既存市街地住環境の持続的改善手法の研究、劇場・ホールの計画、設計と管理運営に関する研究
(2)建築構法計画におけるオープンビルディングの実践的研究
特に、オフィスのコンバージョン、団地再生などのストック活用による都市の居住環境改善に関する研究、建築、居住環境の経年変化とライフサイクルデザインに関する研究、共同住宅のインフィル改修の環境性能評価に関する研究
(3)都市建築の発展と制御に関する研究
特に、都市環境を構成する構築物、公共空間、緑地などの相互関係改善に関する実 践的研究(新橋〜虎ノ門地区を対象に実施)
(4)施設マネジメント、特に大規模組織のストック活用に関する研究
特に、超長期耐用性建築の計画手法に関する研究、公共施設の大規模リニューアルに関する研究
(5)公共工事の品質確保と発注方法に関する研究
特に、公共工事の品質確保につながるPFIの活用手法の研究
(6)建築構法の変遷、技術の波及に関する研究