土木計画(国土計画、交通計画、都市計画など)に資する各種データ基盤の蓄積、現象解明の理論的枠組みの検討、実務において扱いやすい数理モデルの開発、予測シミュレーションに関する研究を進める。次の研究分野の一つを選択して土木計画について研究を行う。
1. 都市交通の劣悪なサービス水準を改善するための諸政策について検討し、この政策の有効性を検討するためのデータ収集および交通行動の理論検討、数理モデルの開発を行う。
2. 道路沿道の大気汚染や鉄道沿線の騒音など都市環境の改善策を検討するための各種現地観測、大気汚染や騒音の伝播モデルの開発、交通マイクロシミュレーターを用いた環境改善策の検討を行う。
3. 土木計画時の合意形成をより円滑に進めるのための方法論について実態調査、諸外国との比較調査を進めるとともに、社会心理学、経済学などをベースにした実証実験を行う。