5M405100

環境基盤研究

Planning of Ecoinfrastructure Systems Exercise 1

開講部

大学院工学研究科 修士課程

開講学科

建設工学専攻

開講学年

学年共通

開講時期

通年

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

研究指導

講義区分

特別演習
教授松下潤

教授中口毅博

教授松村隆

科目英語名称

Planning of Eco-infrastructure Systems

授業内容

 都市の経済活動や市民生活を支えるためには、水・ごみ・エネルギーインフラや緑・地域交通インフラの整備が不可欠です。戦後の経済復興期に「産業インフラ」への重点的な投資が行われ、その後の経済成長期には生活水準(シビルミニマム)の向上のため、ごみや下水道など「民生インフラ」への投資が重点的に推進されてきました。
 これからの時代には「自立・循環型都市」の形成が課題であり、従来の大規模なインフラに代わり、資源・エネルギーの効率的利用や環境負荷低減の視点から、地域に密着した小型・分散型技術システム(環境基盤システムと呼ぶ)が必要となっています。
 本科目では、このような従来型のインフラから新たな環境基盤システムへの展開を前提に、当該システムに関わる計画設計手法及び実際の事業化手法について研究します。

評価方法と基準

 講義と現地調査,自主研究の三つから構成します。
 講義は、下記の図書の購読を行います。現地調査は、必要に応じて行います。自主研究では、テーマを自主的に選択してもらいます。外部との共同研究に関わることも、条件によっては可能です。
 最近の具体的な研究テーマの事例:
(1)水辺都市・環境共生都市の政策と整備方策−日蘭比較研究
(2)流域管理・流域経営システムに基づく水環境保全方策研究,アジアへの技術移転
(3)バイオマス資源利用・地産地消システム研究
(4)高齢化社会の自立・健常を支える社会基盤研究
評価は,研究成果レポートをもとに行います。

教科書・参考書

【主たる購読図書】
「東京のインフラストラクチャー−巨大都市を支える」中村英夫編著(技報堂出版)
「これからのエネルギーと環境−水・風・熱の有効利用」松下潤ほか(共立出版)

関連科目


環境との関連

環境教育科目 (環境教育割合100%)

最終更新 : Fri Feb 15 05:02:35 JST 2008