5M680000

建築構造解析特論

Structural Analysis

開講部

大学院理工学研究科 修士課程

開講学科

建設工学専攻

開講学年

1年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

特修

系列区分

特論

講義区分

講義
准教授椛山健二この授業の2010年度のアンケートを参照

科目英語名称

Structural Analysis

授業内容

 地震被害を軽減するためには,既存建物の耐震性能を確保し,更には改善することが重要である。そこで,建物の現状での耐震性能を解析的に正確に評価する必要がある。
 本講義の前半では,我が国において,既存建物の耐震性能評価法として広く活用されている「耐震診断」の背景と理論を解説する。更に,鉄筋コンクリート建物を対象とした演習を実施して,既存建物の耐震性能に関する問題点を把握し,地震対策の重要性を学修する。後半では,他国における耐震性能評価法および地震対策状況を調査し,我が国の現状との比較検討を行い,国際的な動向を把握する。

授業計画

1.講義のガイダンス
2.耐震診断(1)
背景と現状
3.耐震診断(2)
構造耐震指標の理論と演習
4.耐震診断(3)
強度指標の理論と演習
5.耐震診断(4)
靱性指標の理論と演習
6.耐震診断(5)
形状指標と経年指標の理論と演習
7.耐震診断(6)
耐震性能判定方法の理論と演習
8.耐震診断(7)
診断プログラムによる演習
9.他国における耐震性能評価(1)
10.他国における耐震性能評価(2)
11.他国における耐震性能評価(3)
12.他国における耐震性能評価(4)
13.他国における耐震性能評価(5)
14.地震対策に関するプレゼンテーション
15.地震対策の課題と展望

評価方法と基準

数回の演習とレポート提出およびプレゼンテーションを課す。
演習への取組状況30%,レポート30%,プレゼンテーション40%

教科書・参考書

日本建築防災協会「既存鉄筋コンクリート造建築物の耐震診断基準・同解説(2001年改訂版)」
プリントを配付

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Fri Jul 01 07:23:18 JST 2011