5M810000

鉄筋コンクリート構造特論

Reinforced Concrete Structures

開講部

大学院理工学研究科 修士課程

開講学科

建設工学専攻

開講学年

1年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

特修

系列区分

特論

講義区分

講義
教授上村智彦この授業の2010年度のアンケートを参照

科目英語名称

Reinforced Concrete Structures

授業内容

鉄筋コンクリート構造の設計手法も,塑性理論に基づく終局強度設計法,さらには確率論的な考え方を取り入れた限界状態設計法へと移行している。
本講は,このような事情を背景に,鉄筋コンクリート構造物の合理的構造設計手法を確立する上で必要と思われる構造要素の弾塑性域の力学性状の説明に重点を置く。当然のことながら,弾塑性性状を知る上での解析手法である上界・下界の定理を用いてのマクロモデル解析や有限要素法解析などの適用についても述べる。

授業計画

1.設計法の概要(1)終局強度設計法
2.設計法の概要(2)限界状態設計法
3.材料の性質 (1)3軸応力下のコンクリートの力学特性
4.材料の性質 (2)拘束を受けるコンクリートの力学特性
5.材料の性質 (3)鉄筋の弾塑性域における応力-ひずみ関係
6.部材の曲げ応力下での挙動に関する解析(1)軸力を受けない場合
7.部材の曲げ応力下での挙動に関する解析(2)軸力を受ける場合
8.部材のせん断応力下での挙動に関する解析(1)せん断補強筋がない場合
9.部材のせん断応力下での挙動に関する解析(2)せん断補強筋がある場合
10.部材のせん断応力下での挙動に関する解析(3)せん断補強筋がある場合
11.マクロモデル解析(1)上界・下界の定理
12.マクロモデル解析(2)解析例の説明
13.梁・柱接合部の力学的挙動
14.付着特性
15.有限要素法を用いての弾塑解析理論とその現状

評価方法と基準

授業計画に関連した課題レポート(2回)と期末レポート課題(英語によるレポート)で評価する。
科目の合否は、2回の課題レポート(60点満点)と期末レポート(80点満点)の合計点(140点満点)の総合得点率が60%以上を合格とする。

教科書・参考書

授業時に資料を配布
参考書:「Reinforced Concrete Structures」 Park and Paulay WILEY-INTERSCIENCE

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Fri Jul 01 07:23:20 JST 2011