5M740000

応用地質学特論

Applied Geology

開講部

大学院工学研究科 修士課程

開講学科

建設工学専攻

開講学年

1年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

特修

系列区分

特論

講義区分

講義

笹田政克

科目英語名称

Advanced Applied Geology

授業内容

土木工学と地質学をベースにした高レベル放射性廃棄物地層処分事業を課題にとりあげ、地質学の視点から、長期的な安全確保を実現するために必要な事項を学習する。高レベル放射性廃棄物の地層処分事業では、非常に広い範囲の地質学の知識が必要となる。また、10万年を超える時間スケールでどのような現象が将来起こるかを理解する必要がある。講義では地質学的なものの考え方を習得するために、身近な話題を交え、産業界が必要としている地質学を一通り学習する。講義の最終段階では、廃棄物処分の一般論からはいり、高レベル放射性廃棄物地層処分の工学的側面も理解できるようにし、それらの知識を総合して放射性廃棄物の長期的な安全確保について、各自考察できるようにすることを目標に置く。

授業計画

1.序論:講義全体の概要
2.プレートテクトニクス
3.地震と人間活動
4.火山
5.土壌と風化と侵食
6.マスウェイスティングと地盤沈下
7.淡水資源
8.河川災害
9.沿岸環境
10.氷河作用と長期気候変動
11.鉱物資源と社会
12.エネルギー資源
13.廃棄物管理と地質
14.高レベル放射性廃棄物

評価方法と基準

講義内容の理解度が反映されるような課題を提示し、レポートを提出してもらう。習得した知識の正確さと論理構成、問題意識の的確さ等を基準にして採点する。

教科書・参考書

B.W.ヒプキン・D.D.トレント著「環境と地質」(5分冊)古今書院
放射性廃棄物ホームページ http://www.enecho.meti.go.jp/rw/

環境との関連

環境教育科目 (環境教育割合30%)

最終更新 : Sat Apr 03 01:45:35 JST 2010