5M595000

まちづくり特論

開講部

大学院工学研究科 修士課程

開講学科

建設工学専攻

開講学年

1年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

特論

講義区分

講義
准教授志村秀明

科目英語名称

Theory of Community Development

授業内容

 街並み景観、祭りや地場産業、緑や水辺といった歴史的・文化的・自然的資源を再発見し、その潜在的な魅力を活かしてまちや地域を元気にしていく方法はこれからの都市・建築デザインにおいてなくてはならない要素です。まちづくりの先進地域は、歴史的資源の再生や街並み景観の整備によって、目に見える形でまちづくりの成果をあげています。ここで都市・建築をデザインしていく人間として注意しなければいけないことは、目で観察できるまちづくりの成果だけではなく、その背景に隠れてまちを支えている人や組織の活動を見抜くことです。都市計画・都市デザインの領域では、空間的なフィジカル・プランニングだけではなく、人や組織と「対話」「協働」していくプロセス・プランニングの必要性が高まっています。 この授業では「専門家として、まちづくりをいかに支援するか。」その基礎的な方法と技術を学ぶことを目的としています。まちづくりの先進的地域を実地的に調査し、発表と討論を行います。

授業計画

1.はじめに・課題の説明
2.レクチャー1(日本の都市デザインの系譜)
3.レクチャー2(まちづくりの起こり)
4.レポートの発表と意見交換(まちづくりの可能性について)
5.グループ分け、まちづくりの調査方法の検討
6.レクチャー3(日本各地のまちづくり)
7.レクチャー4(景観形成)
8.レクチャー5(海外での取り組み)
9.発表と討論1
10.発表と討論2
11.発表と討論3
12.発表と討論4
13.一連の発表と討論のまとめ
14.レポート発表と意見交換(専門家の役割と職能)
15.総括(全体のまとめ)

評価方法と基準

調査報告による討論(90点)、レポート(10点)

教科書・参考書

地域協働の科学(成文堂)、まちづくり教科書 第1、3巻(丸善、日本建築学会編)

環境との関連

環境教育科目 (環境教育割合40%)

最終更新 : Sat Feb 23 05:02:27 JST 2008