5M822000

環境基盤特論

Building Services

開講部

大学院理工学研究科 修士課程

開講学科

建設工学専攻

開講学年

1年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

特修

系列区分

特論

講義区分

講義
教授松下潤

科目英語名称

Research and Study on Eco-infra Systems

授業内容

 本特論では、都市を支える[水・ごみ・エネルギー]や[地域交通]に関わる都市インフラの視点から、これからの時代に向けた自立・循環型都市を支えるシステム(環境基盤と称する)について、その計画手法及びマネジメント手法について扱う。
 この環境基盤は、土木・建築の中間領域にあって、地域密着型の小型・分散型インフラとして計画策定や維持管理では公民協働が前提とされる。都市再生など地区単位で導入することにより従来の大型・連携型インフラの持つ機能の代替も可能となることから、将来のグリーンビジネスの担い手としても期待される。
 本特論では、、課題図書購読及び現地調査をもとに基本的な認識を深める。次に、各自の関心分野に即して自主研究を行い、論点を掘り下げる。(現地調査は環境設計特論等との共同で行う予定)

授業計画

1.ガイダンス
2.座業:課題図書購読(1)水循環再生システム計画-1:総合的水循環再生システム計画
3. 課題図書購読(2) 水循環再生システム計画-2:ケーススタデイ
4. 課題図書購読(3) 資源循環システム計画-1:バイオマスを含む資源・エネルギー利用計 画
5. 課題図書購読(4) 資源循環システム計画-2:ケーススタデイ
6. 課題図書購読(5) 地域交通システム計画-1:地域交通による歩行機能増進・福祉政策 連携方策
7. 課題図書購読(6) 地域交通システム計画-2:ケーススタデイ
8. 課題図書購読(7) 国際的な比較視点:急激な都市化に苦しむアジアへの技術移転
9.現業:
 現地調査(1) 武蔵野市の地域バスの試乗体験,連携する高齢者福祉対策施設見学
10. 現地調査(2) 都内のバイオマス発電施設の見学
11. 自主研究(1)〜(4)自主研究テーマ設定は自由。研究成果を発表し論点を深める。

評価方法と基準

現地調査レポート(20点)及び自主研究のレポート(80点)により総合評価する。

教科書・参考書

課題図書:「東京のインフラストラクチャー−巨大都市を支える」中村英夫編著(技報堂出版)※必要に応じて受講生に貸与します。

環境との関連

環境教育科目 (環境教育割合80%)

最終更新 : Fri Jul 01 07:23:38 JST 2011