5M860000

市街地整備計画特論

Planning for Improvement of an Urban Area

開講部

大学院理工学研究科 修士課程

開講学科

建設工学専攻

開講学年

1年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

特修

系列区分

特論

講義区分

講義

平井允

科目英語名称

Planning for Improvement of an Urban Area

授業内容

 日本の都市は既に、人口減少時代に突入し、少子・高齢化等の対応、都市の空洞化、場合によっては、市街地の縮退(スマートシュリンク)に取り組まなければならない状態に至っている。さらに、地球温暖化への対応は、緊急を要し、重要な都市整備課題になってきている。こうした都市の変革期を迎えて、従来には体験しなかった市街地を取り巻く状況が生じている。
 本講では、住宅市街地を中心に、都市計画コンサルタントとしての実務経験に基づいて、市街地を取り巻く今日的な問題点・課題と、その解決に向けた取り組み事例等を紹介しながら、市街地整備に関連する諸計画、制度、整備手法等を研究し、市街地整備、市街地環境の改善方向を検討する。
 各分野の専門家に講義をお願いすることと合わせて、実際にまちを歩き、整備状況を確認する時間を予定している。

授業計画

1.ガイダンス 講義内容の概要紹介 履修生の興味の確認
2.市街地の概要 市街地を取り巻く会社・経済状況、自治体の役割
3.市街地整備を支える仕組み 都市計画の概要
4.最近の市街地整備課題(国、自治体の認識)
5.関連する諸計画 市町村都市マスタープラン、都市計画区域マスタープラン等
6.関連する諸計画 住宅マスタープラン 中心市街地活性化計画等
7.整備に関しての様々な手法 全体像 住民参加
8.地球環境問題への対応(住まいづくりから都市づくりでの温暖化対策の取り組み)
9.事業手法1 基本的な事業の仕組み(区画整理/再開発)
10.事業手法2 市民参加による計画の立案(地区計画)
11.計画的市街地整備の実際 地方都市での取り組み
12.計画的市街地整備の実際 市街地整備と経済(事業の可能性と採算性)
13.都市再生に向けての取り組み(新しい市街地整備課題への対応)
14.見学会
15.市街地整備の全体像 講義の総括

評価方法と基準

講義の中で、2度レポートのテーマを提出、このレポートによって採点

教科書・参考書

随時紹介し、資料を配付する。

環境との関連

環境教育科目 (環境教育割合30%)

最終更新 : Fri Jul 01 07:23:40 JST 2011