材料開発には基礎知識が必要である。固体物理学では磁性材料 / 誘電体材料開発に必要な基礎的研究を行う。これにより、基礎知識を深めることを目的としている。
1.磁性の理論的研究:固体のエネルギーバンドの計算により、磁気モーメント、磁気異方性、磁歪についての知見を得る。
2.磁性の実験的研究:鉄族・希土類金属合金について磁化の磁場・温度依存性の測定を行い、磁気的な評価を行う。また、主なな試料について中性子回折実験などで磁気構造の決定を行い、合金内の磁気相互作用などについての考察を行う。
3.誘電体研究:強誘電体は、近年、オプトエレクトロニックス材料として注目されている。また、強磁性・強誘電体は、新素材(機能性材料)開発として注目されている。これらの物質についての物性測定を行い、機能性材料としての評価を行う。
上記のうち、1〜3のいずれかを選択し履修できる。