ヒューマン‐ロボット‐インタラクション、すなわち、人とロボットシステムの共存のための技術を社会に提供し、知的システムによる人間社会への支援を実現することを研究の目的とする。すなわち、自律ロボットシステムやメカトロニクス応用システムに代表される「知的システム」などを構成し、使いこなすことができる技術を提供する事により、人間とロボットの共存を可能とするロボティクス、メカトロニクス、ヒューマンインタフェースに関する研究を行う。具体的には、人間の意図を知的システムに伝え実行させるための、ハードウェア構成、ソフトウェア構成、ネットワークシステムを基盤に、自律および遠隔操作ロボット、ネットワークロボティクス(ネットワークに接続したロボットシステム),RTミドルウェア適用システム,空間知能化・構造化技術を対象として、ハードウェアの製作をはじめとして、システムの記述やプログラミング環境、ロボットの自律性と人間の関与の仕方、ロボットの振舞と人の感じ方など、物理的レベルから心理的レベルまでの相互作用を研究する。