1M570000

電子回路工学特論

Engineering of Electronics Circuits

開講部

大学院工学研究科 修士課程

開講学科

電気電子情報工学専攻

開講学年

1年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

特論

講義区分

講義
准教授小池義和

科目英語名称

Engineering of Electronics Circuits

授業内容

現代社会において,電子回路は必要不可欠な技術であり,ほどんどの工業分野で用いられてきている。実際の電子回路は,能動素子単体で実現されることは,まれであり,複数のモジュールICで実現されている。この科目では,学部で学んだ電子回路の内容をもとにして,IC化モジュールを使った回路解析及び設計について,講義を行っていく。また,実際に使用されている大規模回路例を示し,その動作原理についても講義を行っていく。

授業計画

1.バイポーラ技術とMOS技術の比較
2.MOSデバイスの電流電圧特性
3.1段増幅回路(1) - ソース接地回路 -
4.1段増幅回路(2) - ダイオード接続負荷,電流源負荷増幅回路 -
5.1段増幅回路(3) - カスコード接続回路 -
6.差動増幅回路
- 動作特性,同相信号に対する応答 -
7.差動増幅回路
- カスコード型,フォールデッドカスコード型 -
8.カレントミラー回路
9.増幅回路の周波数安定性
10.負帰還
11.演算増幅器(オペアンプ)(1)
-テレスコピック型,フォールデッドカスコード型-
12.演算増幅器(オペアンプ)(2)
-完全差動対型,コモンモードフィードバック-
13.バンドギャップリファレンス
14.スイチットキャパシタ回路,A/D変換回路
15.発振回路,PLL回路

評価方法と基準

3回のレポートにより評価: 1回目(30%),2回目(30%),3回目(40%)

教科書・参考書

アナログCMOS集積回路の設計(基礎編・応用編)Behzed Razavi 著(黒田 忠広訳) 丸善
アナログ集積回路設計技術(第4版)(上・下)P.R.Gray他3名著 (浅田邦博他1名訳) 倍風館

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Fri Feb 22 05:00:39 JST 2008