1M902000

電気材料工学特論

Electric Material Engineering

開講部

大学院工学研究科 修士課程

開講学科

電気電子情報工学専攻

開講学年

1年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

特論

講義区分

講義
准教授西川宏之

科目英語名称

Electric Material Engineering

授業内容

21世紀の高度技術・情報社会を支える電気工学の進展は、近年の電気材料の急速な進歩に負うところが大きい。本講義は、電気材料の基礎を理解することを重点におき、電力、エネルギー分野、情報通信分野などの各種の重要な産業における応用技術の理解を目標とする。講義項目は以下のとおりである。
1.電力、エネルギー分野、情報通信分野における電気材料の役割
2.各種電気材料の基礎物性とその応用
 (導電性材料、半導体材料、絶縁・誘電材料、磁性材料)
3.各種の産業応用を実現するための材料プロセス技術
の3点について、最新の研究動向を踏まえて講義する。

授業計画

1.電気材料工学の位置づけ
2.LSI用誘電体薄膜1:SiO2ゲート絶縁膜の薄膜化限界
3.LSI用誘電体薄膜2:新規高誘電体薄膜
4.ナノ粒子1:ナノシリコン結晶
5.ナノ粒子2:ナノ蛍光体
6.エネルギー材料1:色素増感太陽電池
7.エネルギー材料2:燃料電池
8.フォトニック結晶1:理論
9.フォトニック結晶2:シリカオパールを用いたフォトニック結晶
10.微細加工技術1:各種微細加工技術と評価手法
11.微細加工技術2:集束イオン線による微細加工
12.講義参加者によるプレゼンテーションとディスカッション1
13.講義参加者によるプレゼンテーションとディスカッション2
14.講義参加者によるプレゼンテーションとディスカッション3
15.講義のまとめとディスカッション

評価方法と基準

レポート40%および電気材料に関するプレゼンテーション60%により総合評価する。

教科書・参考書

適宜、学術論文誌より文献を配布する。

環境との関連

環境関連科目 (環境教育割合 5%)

最終更新 : Tue Feb 12 11:05:54 JST 2008