材料の諸機能を物理的観点から実験的,理論的に考究し,材料開発に資することを目的とする。対象は金属・セラミックス・複合材料・木質材料から磁性材料・非晶質材料まで広範にわたる。本年度の主要テーマは以下の通り.
1.新規の発現機構に基づく超塑性合金の開発
2.電子デバイスにおけるマイクロ接合部の鉛フリー化と信頼性評価
3.金属系および炭素系多孔材料の構造と力学的強度の相関
4.摩擦撹拌処理によるメゾスコピック組織材料の創製
5.自動車用アルミニウム合金の熱間加工性評価
6.組織傾斜化による金属材料の機能改善
7.生体用新チタン合金の開発と力学的性質評価
8.最新窒化処理技術によるMgダイカスト金型の改質と寿命改善
9.軽金属の摩擦攪拌接合の基礎研究
10.低環境負荷はんだ合金のミクロ組織のサイズ効果と最適化