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量子物性特論

Quantum Physics of Materials

開講部

大学院工学研究科 修士課程

開講学科

材料工学専攻

開講学年

1年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

特論

講義区分

講義
教授永山勝久

科目英語名称

Quantum Physics of Materials

授業内容

『材料科学(Materials Science)』は、本来理学領域に属し、先進欧米諸国においては工学と理学を融合する最先端科学領域と位置付けられている。本講義は、上記視点に基づいて、特に量子論、量子力学および電子論を取り入れた新たな『物性論(Theory of Matters)』について、下記の諸事項を中心に、講義と演習を行い、材料すなわち固体が示す諸物性発現に対する物理的起源についての幅広い知識の取得を目指す。

授業計画

1.量子物性論の背景と概要
2.量子力学の歴史的背景
3.量子力学の基本概念
4.機能物性発現と量子物性論の関係
5.固体電子論(バンド構造と理論)
6.先端領域における物性論の概要
7.希土類金属の電子的特徴
8.希土類−遷移金属合金の電子的特徴と物性
9.ラッセル・ソーンダース結合
10.直接および間接型交換相互作用と物性発現の関係
11.メスバウアー分光法
12.レポート課題

評価方法と基準

出席50%、レポート50%

教科書・参考書

プリント教材を作製, 配付する。C.Kittel:Interoduction to Solid State Physics,John Wiley & Sons,1976.本学学部4年次開講科目「量子物性論」を修得しておくことが望ましい。

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Tue Feb 12 11:06:52 JST 2008