2M890000

非平衡材料物性特論

Non-Equilibrium Materials

開講部

大学院理工学研究科 修士課程

開講学科

材料工学専攻

開講学年

1年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

特修

系列区分

特論

講義区分

講義
教授永山勝久この授業の2010年度のアンケートを参照

科目英語名称

Non-Equilibrium Materials

授業内容

宇宙環境,すなわち微小重力環境を利用した新たな材料創製研究で代表されるように、特殊な極限環境あるいは非平衡環境を利用した、既存概念にはない、新たな材料科学研究とプロセス技術の開発が地球的規模で期待・着目されている。これまでの材料科学研究は、特にデバイス材料開発に代表されるように、精密に制御された環境下で、極めて整合性の高い原子配列または結晶格子の配列に基づき構築されてきた。本講義は、上記概念とは異なる新たな非平衡プロセスとこれに依存した非平衡構造に基づいた既存概念では考えられない、物性発現に対する物理的背景を踏まえて教授することを目的とする。

授業計画

1.非平衡プロセスとは何か
2.非平衡プロセスに基づいた材料科学研究の概要
3.非平衡構造と非平衡材料物性の概要
4.非平衡構造の解析手法
5.非平衡材料物性の解析手法
6.電子間結合と非平衡構造の関係
7.磁気異方性発現と非平衡構造の関係
8.非平衡材料の価電子構造
9.非平衡熱力学の概要
10.宇宙環境を利用した物質創製研究の概要と現状
11.宇宙環境を利用した非平衡プロセスと非平衡相生成
12.レポート課題

評価方法と基準

出席50%、レポート50%

教科書・参考書

プリント教材を作製, 配付する。
(※参考書 石川正道,日比谷孟俊:マイクログラビティ,培風館
      堂山昌男,小川恵一,北田正弘:21世紀の材料研究,アグネ承風社)

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Fri Jul 01 07:24:09 JST 2011