4M121100

機械材料物性工学研究

Structure and Properties of Materials for Mechanical Engineering/ Exercise 1

開講部

大学院工学研究科 修士課程

開講学科

機械工学専攻

開講学年

学年共通

開講時期

通年

単位数

1

単位区分

選択

系列区分

研究指導

講義区分

特別演習
教授高﨑明人

准教授青木孝史朗

科目英語名称

Structure and Properties of Materials for Mechanical Engineering/ Exercise 1

授業内容

金属材料が発現するマクロ的な性質は,金属の持つ微視的な構造に支配されている。特に,原子半径が最も小さい水素は,金属材料中に容易に拡散侵入する.水素のポジティブな効果としては水素吸蔵合金としての利用が挙げられるが,水素のネガティブな効果としては,水素脆化という現象が知られている。本研究では,「材料と水素」という大テーマを中心に,金属および金属間化合物を主対象として水素注入による金属結晶のミクロ的な構造変化を調べ,金属材料が誘起される水素脆化や環境脆化といった機械的性質の発現機構の調査を行う.さらに水素吸蔵合金の水素吸放出特性の改良等についての実験や数値シミュレーション等も行う.主なテーマは次のようなものである。

1.固溶水素およびトラップ水素の微視的な存在状態
2.水素の拡散,水素の放出
3.結晶構造欠陥(主に転位)と水素
4.水素吸蔵合金および水素貯蔵材料
5.先進材料の水素感受性/水素ぜい性

評価方法と基準

学生各自が担当する学術論文の輪読プレゼンテーションや提出論文より評価する.

教科書・参考書

最近の材料関連の学術論文

関連科目


環境との関連

環境関連科目 (環境教育割合 5%)

最終更新 : Sat Feb 23 05:02:57 JST 2008