生体に対する計測技術や治療技術は著しい進歩をしており,これに伴う生体適合性の高い生体材料や生体機能代替手法の研究が数多く行われている。生体材料についてはバイオセンサやマイクロマシン技術の生体応用への核となるものであり,生体機能代替についてはロボットに代表されるメカトロニクス技術の応用が有効である。医用工学研究では,形状記憶合金の医用応用,皮膚機能の工学的計測手法,手術用ロボットの開発,介助用ロボットの開発、超音波画像の画像解析等のテーマについて生体のモデル化やシミュレーション技術,システム設計技術,メカトロニクス技術,人間と機械のインターフェース等をベースにし,医学,薬学等の専門化と緊密な関係を取りながら実施する.