1M513000

強磁性体特論

Ferromagnetic Materials

開講部

大学院理工学研究科 修士課程

開講学科

電気電子情報工学専攻

開講学年

1年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

特修

系列区分

特論

講義区分

講義
教授白石浩この授業の2010年度のアンケートを参照

科目英語名称

Ferromagnetic Materials

授業内容

下記の教科書の内容に沿った、静磁気、原子の磁性、各種の磁性、物質の構造と磁性等を通して磁気物性について概観する。強磁性体は最も実用的応用が多い磁性体であるが、本講ではその基礎となる磁性の根源にさかのぼって述べ、物質の磁性について理解することを目的とする。

授業計画

1.静磁気(1)  磁気モーメント、磁性体と磁化
2.静磁気(2)  静磁エネルギー、ヒステリシス
3.磁気測定(1)  磁界の発生、磁界の測定
4.磁気測定(2)  磁化の測定
5.原子の磁性(1)  原子の構造、原子の磁気モーメント
6.原子の磁性(2)  ベクトル模型、ジャイロ磁気効果と電子スピン共鳴
7.各種の磁性(1)  反磁性、常磁性
8.各種の磁性(2)  ワイスの理論、強磁性
9.各種の磁性(3)  交換相互作用、反強磁性
10.各種の磁性(4)  フェリ磁性、らせん磁性、スピングラス
11.物質の構造と磁性(1)  バンド構造と磁性
12.物質の構造と磁性(2)  3d遷移金属の合金の磁性
13.物質の構造と磁性(3)  希土類金属の磁性
14.物質の構造と磁性(4)  金属間化合物の磁性
15.期末試験

評価方法と基準

レポート提出(20点)、期末試験(80点)の合計点で評価する。60点以上を合格とする。

教科書・参考書

強磁性体の物理(上)近角聡信著 (裳華房)

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Fri Jul 01 07:24:27 JST 2011