8M102400

金融工学

Financial Engineering

開講部

専門職大学院工学マネジメント研究科

開講学科

工学マネジメント専攻

開講学年

学年共通

専門領域

財務・会計

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

講義

講義区分

発展
教授安岡孝司

キーワード

金融リスク管理
先物・オプション
金利
デリバティブ
金融市場取引

授業の概要

様々な金融リスクが金融技術によって加工・移転されていく構造を概観しつつ、金融技術の役割・課題を考察する。具体的には法人・個人が曝される金融市場性リスクと、リスク回避手段としての金融派生商品について説明、次に金融派生商品の価格計算、リスク管理技術をリスクテイカーである金融機関サイドから考察。企業財務に係る資金調達やリスクヘッジの方法などについても事例として考察。
また上場先物・オプションによる模擬ディールを行い、その商品性やリスク・リターンを理解する演習を予定。
講義内容は確率過程論や確率微分方程式の知識を特に必要としないが、工学部で必修の数学(解析、確率論)の十分な学力・理解力を前提とする。レポート作成にはEXCELかプログラミングによる簡単な数式処理が必要。

授業計画

第1回.ガイダンス
第2回.金融市場の値動き、金融リスクの種類
第3回.金利と割引率、現在価値、先物
第4回.上場先物について
第5回.先渡について
第6回.オプション概要、上場オプション
第7回.上場オプション、資産価格の挙動
第8回.株価変動のモデル化、市場データ
第9回.オプション価格(1期間2項モデル)
第10回.オプション価格(Black-Scholesモデル)
第11回.金利スワップ、フォワードレート
第12回.フォワードスワップ、金利オプション
第13回.金利オプションの概要とBlackモデル。
第14回.金利キャップについて
第15回.金利スワプションとその応用

評価方法と基準

出席、模擬ディール演習、期末レポート

テキスト

「市場リスクとデリバティブ」 朝倉書店ファイナンスライブラリー H17発行
適宜、新聞の市場欄などのコピーを使用

履修条件

エクセルで正規累積分布関数や自然対数の計算
ができること。初等的な微積分の計算ができること。

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Sat Nov 26 15:42:48 JST 2011