8M101800

組織と戦略

Organization and Strategy

開講部

専門職大学院工学マネジメント研究科

開講学科

工学マネジメント専攻

開講学年

学年共通

専門領域

経営・管理

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

講義

講義区分

発展

辻本将晴

キーワード

開発組織の設計
CAD(CAM)、ERP、POS
知識創造
Allenの技術的ゲートキーパー
ビジネスエコシステム

授業の概要

本講義は組織論・製品開発論の主要な4テーマについて理解することを目的とする。さらに各テーマごとに実例の調査を実施することで理解を深める。
主要な4テーマとは次のとおりである。第一は開発組織の設計とプロセス管理。第二は開発組織と情報システム。第三は組織における知識創造。第四は技術-社会システム構築戦略。
第一のテーマでは、開発組織におけるプロセス管理の考え方について古典的なPPPからStageGateなどの最近の議論まで紹介する。第二のテーマでは、三次元CADや外部情報を取り入れる仕組みが組織に与える影響を議論する。第三のテーマでは、開発組織内での知識創造について議論する。第四のテーマでは、技術を集約しシステム化して社会に定着させる過程での企業間連携、企業戦略を取り上げる。非接触IC”FeliCa”の事例を紹介する。

授業計画

第1回.講義ガイダンス
第2回.開発組織の設計
第3回.開発プロセス管理:PPPからStage Gate
第4回.履修者発表(1)
第5回.開発組織と情報システム:3次元CADとERP
第6回.情報の粘着性:POS
第7回.技術知識の伝承、アレンの技術ゲートキーパー
第8回.履修者発表(2)
第9回.研究者の知識創造:ベル研の事例
第10回.組織における知識創造
第11回.履修者発表(3)
第12回.バリューネットワーク
第13回.プラットフォームリーダーシップ
第14回.ビジネスエコシステム
第15回.履修者発表(4)

評価方法と基準

出席・発言(30%程度)、プレゼン(30%程度)、最終レポート(40%程度)

テキスト

別途Reading Listを配布する。
講義全体にかかわる良書は次のとおり。
1. ポール・ミルグロム,ジョン・ロバーツ 『組織の経済学』 NTT出版 1997年
2. ジョー・ティッド、キース・パビット、ジョン・ベサント著 後藤晃・鈴木潤 監訳『イノベーションの経営学?技術・市場・組織の統合的マネジメント』 NTT出版、2004年
3. 一橋大イノベーション研究センター編 『イノベーションマネジメント入門』 日本経済新聞社 2001年
4. 榊原清則『日本企業の研究開発マネジメント』 千倉書房 1995年

履修条件

特になし

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Sat Apr 03 01:48:02 JST 2010