1M950000

HCI特論

Human Computer Interaction

開講部

大学院工学研究科 修士課程

開講学科

電気電子情報工学専攻

開講学年

1年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

特論

講義区分

講義
教授徳永幸生

科目英語名称

Human Computer Interaction

授業内容

 コンピュータ技術の進展に伴い、見えなくなったコンピュータ、どこにでもあるコンピュータ、身に付けるコンピュータなどが登場し、人間とコンピュータとのインタラクション(ヒューマン・コンピュータ・インタラクション:HCI)の概念が大きく変わろうとしている。そこで、HCIのさまざまな側面を「2001年宇宙の旅」で描いた未来社会の中で考え、HCIに関わる技術の現状や課題について講義する。
 本講義は、調べること・発表すること・議論することの実践演習の場であり、技術が社会的に存在することを意識させながら社会を見る眼を養う場でもある。

授業計画

1.講義の進め方について
「HAL伝説」(2001年コンピュータの夢と現実)の概要説明
2.「話すコンピュータ」 音声合成技術
3.「いつHALは我々の話を理解するようになるか」 音声認識と理解
4.「申し訳ありませんが、デイブ、それはできません」 会話と言語
5.「HALの常識と心」
6.「コンピュータの目」 HALはどうやって見ることができたのか
7.「唇の動きが見えた」 HALと視話
8.「宇宙での生活」 未来の機械との共同作業
9.「HALはデジタルの涙を流すか?」 感情とコンピュータ
10.「HALは製造可能か?」 スーパーコンピュータの設計
11.「完全無欠でエラーもありえない?」 信頼性の高いコンピュータ
12.「とても楽しいゲームでした」 HALはどのようにチェスをするか
13.「そのような事態を許すわけにはいかない」 HALとプラニング
14.「HALが殺人を犯したら、誰が責められるか?」 コンピュータ倫理とは?
15.HCIから見た未来社会の夢と課題

評価方法と基準

2回のレポート課題によって評価する。

教科書・参考書

適宜指示する。

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Tue Feb 12 11:09:57 JST 2008