5M547000

地域環境システム計画特論

Planning of City and Districts System

開講部

大学院理工学研究科 修士課程

開講学科

建設工学専攻

開講学年

1年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

特修

系列区分

特論

講義区分

講義
教授村上公哉この授業の2010年度のアンケートを参照

科目英語名称

Planning of City and Districts System

授業内容

本講義では、都市を地域の集合体として捉え、今後の都市再生を地域単位の改変から考察する。都市再生のポイントは、都市が成長段階から成熟段階に入り、新たな都市の仕組みが求められていることである。その計画目標は、制約条件である環境問題の解決と生活環境の質の向上である。そこで本講義では、授業やグループ発表を通して、都市における新たな地域単位の構築と新たな地域システムの計画論を学ぶ。

授業計画

1.都市の成長段階と成熟段階(日本の都市計画制度と国土計画の歴史)
2.都市の成長と環境問題/環境問題と近代都市計画と関わり
3.都市の代謝と自然のメカニズム(地球の熱エントロピー処分と物エントロピー処分)
4.グループ発表課題No.1:成熟段階の都市像とそれを実現するための課題
5.都市空間の成長モデル/ヒートアイランド現象/都市の緑と風の道
6.都市の居住形態と街の賑わい(街の賑わいと市街地中心部に人が住む意味)
7.グループ研究発表課題No.2:巨大都市江戸に見る都市生活の意味
8.都市のエネルギーシステムNo.1:地域冷暖房システムの歴史と効果
9.都市のエネルギーシステムNo.2:電力自由化と分散型地域エネルギーシステムの動向
10.都市の水・廃棄物システム:地域水循環システム/廃棄物のリサイクル
11.グループ研究発表課題No.3:日本のエネルギー問題/地域エネルギーシステムの提案
12.都市の単位地域:住環境と生活圏/世代別生活圏(子供、一般、高齢者等)のスケール
13.都市の地域力:京都の歴史に見る都市コミュニティ/子供の教育と都市再生
14.グループ研究発表課題No.4:都市の単位地域(生活圏)から住環境整備を考える
15.グループ研究発表課題No.5:都市再生の舞台(単位地域)の選定と選定地域における地域システムの提案

評価方法と基準

個人レポート30%
グループ発表&レポート70%

教科書・参考書

尾島俊雄・村上公哉著「環境に配慮したまちづくり」早稲田大学出版
都市環境学教材編集委員会編「都市環境学」森北出版

環境との関連

環境教育科目 (環境教育割合60%)

最終更新 : Fri Jul 01 07:26:00 JST 2011