ここでいう「環境」とは、人間を中心として、人間を取り巻く人間、建築、都市、地球すべてを対象としている。これらのものは、すべて単独で成立するものではなく、お互いが複雑に影響を及ぼしあって「複雑系」を構成している。本科目では、ソフトコンピューティングという新しい情報処理パラダイムを用いて、コンピュータシミュレーションを行い、「複雑系」となっている「環境」を分析・評価し、よりよい「環境」への設計手法の研究を行う。主な内容を以下に示す。
・人間の完成を考慮した建築・都市の設計・評価手法の研究
・社会的合意形成に対する評価手法の研究
・人間の行動シミュレーションに関する研究
・完成に基づく情報検索手法の研究