これまでの都市の[水・ごみ・エネルギー]の供給処理施設は「パイプ端末」(End of the Pipe)ともいわれ、多量生産・消費・廃棄型の都市構造を支える技術システムでした。これからの時代は、自立・循環型都市の構築のため、地域に密着した小型・分散型の環境基盤システムへの転換を図る必要があります。この特論では、これまでの基盤施設の整備系譜をふまえながら、環境基盤システムの整備手法に関わる以下の研究課題に則し、文献輪読や現場調査、委託研究への参画などを図ることとします。
1.基盤施設計画(政策と社会資本特性の分析評価)
2.環境基盤計画(新技術システムとマネジメントの仕組み)
3.効果の評価(環境負荷削減効果,費用対効果分析)
4.先端的な例研究,国際比較研究