本研究指導内容は、人類にとって究極の姿であろう「水素エネルギーシステム社会」を見据え、地球環境負荷をより低減させることが可能な天然ガス資源、GTL、CBM、メタンハイドレート、燃料電池、さらに水力、太陽光、風力、地熱発電等のいわゆる自然エネルギー等を幅広く対象としたクリーンエネルギー利用技術(探査・開発・生産・加工・変換・輸送・貯蔵・廃棄の基盤工学)と経済性評価を研究する。
研究課題:(例えば下記の中からいくつか課題を選択)
A エネルギー戦略研究
1.世界の天然ガス資源の埋蔵量、供給能力に関する調査研究
2.地球環境に優しい2030年のわが国エネルギー需給のベストミックス研究
3.世界のエネルギー長期需給展望に関する論文、報告書の調査研究
4.最適化モデルを使用し、日本のエネルギー・ポートフォリオの検証とエネルギーコストに由来する国際競争力の分析
B モデル解析的ソフト研究
1. 広域アジア・太平洋地域の天然ガスパイプライン・LNG・GTL等のベストミックス輸送システム設計
2・燃料電池の企業化戦略
3.Natural Gas Hydrate輸送による小規模海洋ガス田の開発システムF.S.
4.水素ベースのマルチユーティリティシステムの都市エネルギー計画
5.空冷コンデンサーを使用した分散化火力電源とCDMの可能性
C 実証実験的ハード研究
1.クリーンエネルギー利用促進のための熱流体の基礎的実験研究(たとえば)
2.風力による水素燃料の洋上生産/貯蔵/運搬システム整備に資する研究
・Charles E. Brown: “World Energy Resources,”Director, IGER INSTITUTE INC.,USA,Springer,pp.810 (2002)
・W. Shepherd and D.W. Shepherd ”Energy Studies” Imperial College Press,pp.403(1997)