パワーエレクトロニクスは,家電民生分野から鉄道,産業,電力分野に至るまで広く応用されている。
近年のコンピュータによるディジタル制御技術の発展は目覚しいものがあり,電力変換装置の高度な制御が手軽に行えるようになってきた。
本講義では,電気エネルギー機器の新しい制御法と実用的なシステム構成について学ぶ。
電気エネルギー変換機器の高性能な制御を達成する現代制御理論に基づくオブザーバやロバスト制御法なども紹介する。
(授業計画)
1.パワーエレクトロニクス序論
2.新しいパワー半導体デバイス
3.半導体電力変換装置の新しい制御技術
4.空間ベクトル制御理論
5.交流モータの制御システムの実際
6.交流モータのベクトル制御と応用
7.演習レポート(1)
8.オブザーバとロバスト制御
9.電気エネルギー機器への応用
10.パワーエレクトロニクスの将来展望
11.演習レポート(2)
参考書:Robert W. Erickson, Dragan Maksimovic,"Fundamentals of Power Electronics"
参考書:Peter Vas, "Electrical Machines and Devices: A Space-Vector Theory Approach"