各種エネルギーの変換・輸送・貯蔵技術は,エネルギー有効利用社会を構築するため高度化の必要性は今後さらに高まるといえる.エネルギー利用技術に関する機能の多様化の面でも対応可能な新技術が今後要求されるといえる.本研究では,太陽エネルギーなどの自然エネルギー利用技術,小温度差等の未利用エネルギー利用に関連するエネルギー変換・輸送・貯蔵技術を中心とする工学技術を研究対象とする.特に新たな機能材料の応用による技術の新展開を目指している.具体的な研究テーマは次のようなものである.
1.濃度差電池・温度差利用電池
2.機能性伝熱制御,電気化学反応を伴う熱制御・エネルギー輸送・蓄熱システム
3.太陽熱利用と小温度差未利用エネルギー利用システム