建築はそれ自身を取り巻く「環境」を基盤として成立している。建築は、立脚している土地や地域の文化、歴史、経済、人間関係等目に見えない「環境」、建築、道路、川、線路、樹木等目に見える「環境」及び光、風、気温等自然環境と深く関係している。
様々な「環境」から、様々な「情報」が発信され、その情報を受信し、成果として「建築」「地域」「共同体」となり、人間社会の生活空間としての住環境施設、地域環境施設及び共同体としての「まち」「地域」「都市」が形づくられる。
本研究は、以上のことを踏まえ、建築・地域設計情報処理としての「3次元ObjectCAD」の在り方、及び実際の地域を対象とし、上記の確認、実体験を通して、建築設計の実践的な応用等に取り組む。