3M386000

超分子化学特論1

Supramolecular Chemistry 1

開講部

大学院理工学研究科 修士課程

開講学科

応用化学専攻

開講学年

1年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

特修

系列区分

特論

講義区分

講義
教授中村朝夫

科目英語名称

Supramolecular Chemistry 1

授業内容

 超分子化学は,非共有結合性の弱い相互作用によって複数の分子が結合し,組織化されて生成する会合体(これを超分子と呼ぶ)に関する化学である.化学は今,超分子化学を通じて,研究の対象を単一分子の構造制御からナノスケールの物質構造の制御へと広げようとしている.この授業では,超分子生成の原理を理解するとともに,超分子の持つ,単一の分子を超えた機能の多様性を知り,現代化学の先端に迫ることを目的とする.講義形式で授業を進める.

授業計画

1.ガイダンス
2.分子間相互作用
3.分子認識(1)
4.分子認識(2)
5.自己組織化
6.界面における自己組織化
7.非平衡系の散逸構造
8.生体系超分子(1)タンパク質の構造
9.生体系超分子(2)生体膜の構造と機能
10.生体系超分子(3)ATP合成と光合成
11.トポロジカル超分子(カテナンとロタキサン)
12.フラーレンとカーボンナノチューブ
13.動的コンビナトリアル化学
14.超分子の機能

評価方法と基準

レポート70点,平常点30点,合計100点とし,総合得点60点以上を合格とする.

教科書・参考書

参考書:
「超分子化学」妹尾 学,荒木孝二,大月 穣 著(東京化学同人)
「超分子科学」中嶋直敏 編著(化学同人)
「分子認識化学 超分子へのアプローチ」築部 浩 編著(三共出版)

環境との関連

環境関連科目 (環境教育割合20%)

最終更新 : Sat Nov 26 15:43:46 JST 2011