4M528000

移動現象論

Transport Phenomena

開講部

大学院理工学研究科 修士課程

開講学科

機械工学専攻

開講学年

1年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

特修

系列区分

特論

講義区分

講義
教授田中耕太郎この授業の2010年度のアンケートを参照

科目英語名称

Transport Phenomena

授業内容

物質,運動量,熱などの移動する動的状態の基本的な考え方,数学的な表現方法,実際の工学計算とプロセス設計への応用力を養うことを本講義の目的とする.科学技術の高度化にともない,対象となる現象はこれまでの専門分野に加え境界領域分野に広がっている.基礎学問としての移動速度論とプロセス設計の応用を含めた単位操作を講義内容の対象とする.特に拡散と熱・物質移動を中心に講義を行う.

授業計画

1.ガイダンス(講義内容の紹介,進め方,非平衡と移動速度論とは)
2.化学反応速度論の基礎
3.反応系の熱力学
4.反応経路と定常状態近似
5.反応速度
6.気体運動論の基礎(1)
7.気体運動論の基礎(2)
8.輸送性質と相似則(1)
9.輸送性質と相似則(2)
10.非平衡と不可逆過程
11.不可逆過程のエントロピー生成
12.相反定理
13.濃淡電池の輸送プロセス
14.温度差電池と起電力
15.移動現象の重ね合わせ

評価方法と基準

講義内に行う演習テスト(20%)と2回の提出レポート(各40%)を合計で100点とし,総合得点60点以上を合格とする.

教科書・参考書

特に指定しない.必要に応じて資料を配布する.後半部分の非平衡熱力学の参考書は,例えば「わかりやすい非平衡熱力学」K. S. Forland, T. Forland and S. K. Ratkje著,オーム社.

環境との関連

環境関連科目 (環境教育割合10%)

最終更新 : Fri Jul 01 07:24:56 JST 2011