[授業内容]
熱や物質の輸送現象に関する研究は近年微視的な現象もその対象とし、その独特な視点や考察手法が発展し確立されつつある。本講義では基礎的な知識や基礎理論を踏まえて、それらを応用した具体的な事例や手法を中心に解説する。
1.連続体としてのマイクロ輸送現象論:総論
2.表面張力現象の基礎理論について
3.温度差マランゴニ効果
4.濃度差マランゴニ効果
5.ミニ・マイクロチャンネル内での気液二相流
6.表面張力の測定法について
7.ウィルヘルミ法とシュレーディンガー法
8.表面張力と表面波動の理論
9.課題レポートのプレゼンテーション1
10.分子レベルからのマイクロ輸送現象論:総論
11.気体分子運動論とマックスウエル分布について
12.ボルツマン輸送方程式と格子ボルツマン法について
13.分子動力学法について
14.分子動力学法の基礎演習
15.課題レポートのプレゼンテーション2