8M105700

技術経営史

The history of management of technology

開講部

専門職大学院工学マネジメント研究科

開講学科

工学マネジメント専攻

開講学年

学年共通

専門領域

技術・産業論

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

講義

講義区分

基本

長谷川直哉

キーワード

1.技術革新
2.新事業創造
3.競争戦略
4.事業ドメイン
5.企業家史

授業の概要

本講義は、戦後の奇跡的な経済発展を支えたわが国企業の活動を技術経営の視点から振り返ることで、企業経営における技術開発・技術革新の意義と役割を学ぶことを目的としている。戦前期(第1回〜第7回)では、バイオベンチャーの嚆矢である高峰譲吉や自働織機開発によって明治〜昭和初期において顕著な活躍をした豊田佐吉を取り上げ、技術革新をどのように市場戦略に結び付けていったのかを検討する。戦後期(第8回〜第15回)においては、戦中〜戦後にいたる技術開発と高度成長における技術革新および研究開発の動向を俯瞰する。また、革新的テクノロジーによって新事業創造に成功した企業と国際競争力の高い製品の事例を取り上げ、技術開発がもたらした可能性について検討する。

授業計画

第1回.ガイダンス(授業目的・概要の説明講義の進め方)
第2回.技術経営の史的分析
第3回.工業化の基盤整備
第4回.重化学工業の萌芽
第5回.特許制度と技術開発
第6回.バイオベンチャー—高峰譲吉の事例—
第7回.自働織機の開発と技術革新—豊田佐吉・鈴木道雄の事例—
第8回.戦後経済政策の展開と技術開発の動向
第9回.革新的技術経営1—ソニーとホンダ—
第10回.革新的技術経営2—京セラとオムロン—
第11回.革新的技術経営3—浜松ホトニクス—
第12回.技術革新の企業間競争1—家庭用VTR—
第13回.技術革新の企業間競争2—カメラ—
第14回.技術革新の企業間競争3—パソコン—
第15回.地球環境問題と技術革新

評価方法と基準

出席・発言:30%、レポート:70%

テキスト

テキストは指定しないが、毎回レジュメを配布する。参考図書はその都度、紹介する。

履修条件

特になし

環境との関連

環境関連科目 (環境教育割合10%)

最終更新 : Sat Apr 03 02:06:14 JST 2010