8M106300

行動科学

Behavioral Science

開講部

専門職大学院工学マネジメント研究科

開講学科

工学マネジメント専攻

開講学年

学年共通

専門領域

経営・管理

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

講義

講義区分

基本
准教授小山友介

キーワード

ヒューマン・リソース(人的資源)
組織における行動の基盤
職務満足と動機づけプログラム
集団過程とリーダーシップ
組織構造の変革と開発

授業の概要

組織体においてヒューマン・リソースのマネジメントは本質的目標を与えるものである。行動科学は、そのようなマネジメントの基盤をなす学問分野と考えられている。ここでは、その応用、特に組織という環境における個人と集団の行動についての問題を研究対象とする“組織行動学”という枠組みで講義を組み立てた。
 講義は、組織行動学の紹介とその根底をなす理論と研究法、学習から意思決定までの行動の基盤、組織という環境における個人や集団のマネジメント、最後に、外部環境の変化による組織構造の変革がもたらす問題について題目にしたがって解説する。加えて、参考図書を利用し、可能なかぎり討論課題を提示し、討論を交えることで講義内容の理解を促していく。さらに、受講者の人数によっては組織行動学に関連した海外論文を読む機会を設ける予定である。

授業計画

第1回.組織行動学とは何か
第2回.組織行動の理論と研究法
第3回.組織における行動の基盤(1):学習と知覚
第4回.組織における行動の基盤(2):動機と動機づけ
第5回.組織における行動の基盤(3):態度とパーソナリティ
第6回.組織における行動の基盤(4):意思決定
第7回.個人と組織(1):個人業績の決定子
第8回.個人と組織(2):職務満足と動機づけプログラム
第9回.個人と組織(3):組織におけるストレス
第10回.組織における集団(1):集団形成と発達
第11回.組織における集団(2):集団意思決定と成果
第12回.組織における集団(3):パワーとポリティックス
第13回.組織における集団(4):リーダーシップ
第14回.組織のシステム(1):テクノロジーと組織構造
第15回.組織のシステム(2):組織変革と開発

評価方法と基準

出席はもとより、授業時の討論への積極的参加、レポート課題の採点によって評価する。

テキスト

基本的に配布資料をテキストとするが、討論では(1)と(2)の参考図書から討論課題を与える。また、(3)の参考図書から社会心理学における組織行動についての数件のキーリーディングスを輪読する計画である。
(1)ステファン・P・ロビンス(高木晴夫監訳), 1997, 『組織行動のマネジメント』 ダイヤモンド社.
(2)DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集部編訳,2007,『組織行動論の実学』ダイヤモンド社.
(3)Leigh L. Thompson (Ed.), 2003, The social psychology of organizationalbehavior: Key readings, Psychology Press.

履修条件

学部における心理学系や社会科学系の科目を履修している、または、強い興味を持っていること。

環境との関連

環境教育科目 (環境教育割合30%)

最終更新 : Sat Nov 26 15:45:17 JST 2011