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建築ビジネス概論

Business Models in Construction Industry

開講部

専門職大学院工学マネジメント研究科

開講学科

工学マネジメント専攻

開講学年

学年共通

専門領域

システム・先端技術

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

講義

講義区分

基本

太田鋼治

キーワード

建築マーケットとトレンド
不動産証券化と不動産投資
企業不動産(CRE)
エネルギー/環境配慮建築ビジネス
建築ビジネスモデル

授業の概要

米国のサブプライムローン住宅市場の焦げ付き問題から、世界中に不況が再来するといわれる中で、建築経済から景気サイクルを見ると、日本も昨年から建設バブルが崩壊したと言える。現在、東京郊外の新築マンションは急に売れなくなり、都心の中小規模のオフィスビルも一転して空室率が上昇している。こうした建設バブル崩壊を予想させる兆候の中、最近の建設産業は、都市再生、不動産、建設事業が複雑に絡み建築ビジネスは年々多様化している。こうした環境の中、従来の建築教育のファセット(デザイン、構造、設備、施工)だけでは、実社会での実務に対応するのは難しくなってきている。本講義では、最近の多様化した建築施設を分野別に分け、それに関連する建築ビジネスの企業戦略と将来の亘る建築ビジネスモデルについて事例を紹介し、不動産・建設業に関連する新しい企業マネジメントを提案すると同時に、ITなどの請負ビジネスへの適用を考察する。

授業計画

第1回.バブル崩壊後の都市再生・不動産・建築ビジネスの動向
第2回.住宅・マンションビジネス
第3回.オフィスビルビジネス
第4回.複合商業施設・店舗ビジネス
第5回.高齢者・福祉施設ビジネス
第6回.病院施設ビジネス
第7回.ホテル施設ビジネス
第8回.リゾート施設とレジャー施設ビジネス
第9回.エネルギー施設と環境配慮施設ビジネス
第10回.生産施設と物流施設ビジネス
第11回.コンバージョンとリニューアルビジネス
第12回.PFIビジネス及び
第13回.「ゲストスピーカー1: 「新しい不動産開発手法の提案」
第14回.「ゲストスピーカー2: 「施設再生手法の提案」
第15回.まとめ

評価方法と基準

出席点、及び中間と最終日に提出のレポートで総合的に評価する。

テキスト

毎回配布するパワーポイントのプリントをテキストとする。

履修条件

パワーポイントによる講義を主体とする。最終試験は、レポートを作成し提出する。レポートの課題は、各受講生の構成及び授業からの問題・課題を考慮し設定する。

環境との関連

環境教育科目 (環境教育割合50%)

最終更新 : Sat Apr 03 02:08:05 JST 2010