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確率と統計2

Probability and Statistics 2

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上江洲弘明
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准教授黒川康宏

細田隆

藪康彦

授業の概要

確率統計1では一標本問題における大標本時の平均・割合の推定で終わったが、ここでは小標本時の仮説の推定から始める。続いて推定と表裏をなす検定を考察し、二標本問題における推定・検定に進み、回帰分析、分散分析までを主な内容とする。時間が許せば合間に、分布の型によらない、いわゆるノンパラメトリックな方法にも若干言及できればと思う。
「上記の様々な統計手法の基礎を理解し、将来実際問題に遭遇した時に驚かないで対処(完全でなくとも)に向かえる素養」を身につけることを目標とする。

達成目標

1.一標本における各種の基本的な検定法を理解し実行できる
2.二標本における推定、検定法を理解し、簡単な問題に適用できる
3.χ2乗-分布や、F-分布の役割の理解
4.分散分析の理解

授業計画

1.小標本時のμの推定
 ・正規分布、中心極限定理、大標本時のμの推定 等の復習
 ・スチュウデントのt-分布
 ・小標本時のμの推定
2.μの推定と仮説の検定(1)
 ・μの推定演習
 ・検定とは
 ・2種類の過誤;第1種の過誤と第2種の過誤
 ・帰無仮説と対立仮説
 ・有意
3.仮説の検定(2)
 ・平均値の検定(母分散が既知、未知の場合)
4.仮説の検定(3)
 ・平均値の差の検定(1)
 ・割合ρの検定
5.仮説の検定(4)
 ・小標本時の平均値、割合の検定
6.推定・検定の復習および小テスト(範囲は上記1〜5)
7.多次元確率分布(1)
 ・離散型と連続型
 ・2次元同時確率分布と周辺分布
 ・確率変数の独立
8.多次元確率分布(2)
 ・共分散と相関係数
 ・多項分布
 ・2次元正規分布
9.平均値の差の検定と割合の差の検定(2)
10.相関と回帰(1)
 ・線形相関
 ・相関係数とその信頼性
11.相関と回帰(2)
 ・直線回帰と最小二乗法
12.相関係数の検定
 ・相関係数の検定
 ・演習(範囲は上記7〜12)
13.χ2乗-分布とF-分布
14.分散分析
 ・一つの母集団からの標本の場合
 ・二つの母集団からの場合    レポート課題提示
15.期末試験(範囲は上記2〜14)

評価方法と基準

期末試験70%中間試験やレポートなど30%を100点とし、総合得点60点以上を合格とする。

教科書・参考書

第1回目の講義で紹介します。

履修前の準備

微分積分1,2, 確率と統計1

学習・教育目標との対応(機械工学科)

1.(F)機械に関わる諸現象を物理の原理から数学的に導くことができ,機械の設計や性能評価に必要な技術計算ならびに統計処理を正確に適用することができる.

学習・教育目標との対応(機械工学第二学科)

1.(E)機械工学における基盤分野の理解に必要な基礎的な数学の知識と応用能力,実験・分析の遂行に必要な確率・統計,情報処理の基礎的な知識や自然現象を数学的にモデル化し,シミュレーションする基礎的な知識と応用能力を習得する (1) 基礎的な数学の知識 (2) 実験データの分析能力 (3) 情報リテラシの習得 (4) 自然現象をモデル化し,シミュレーションする能力

学習・教育目標との対応(応用化学科)

1.(A)応用化学をささえる工学一般・自然科学・情報技術に関する知識と,その応用能力.

学習・教育目標との対応(電気工学科)

1.C1:自然科学全般の基礎的な考え方を理解し、技術の基盤となる自然科学の原理を説明できる。

オフィスアワー

授業時間の前後

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Mar 28 07:43:44 JST 2013