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機械工学概論

Advanced Technology

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授業の概要

機械工学はあらゆる産業の「ものづくり」の基礎となる工学分野であり、他の工学分野の発展に大いに貢献している。 そのため、機械工学の基礎となる材料力学、機械力学、流体力学、熱力学の4つの力学体系を理解するとともに、授業を通して電気工学、化学工学との関連についても授業を行い、工学的認識力の向上と機械工学において自らの才能を啓発する専門分野の選択を支援する。

達成目標

1.4つの力学体系から工学的素養を高める。
2.数学、物理の学術知識を工学的現象論として理解できるようにする。

授業計画

1. (授業の進行度合いにより内容変更有り)

機械工学の体系(機械の定義、機械の種類、機械工学の役割)
2.材料力学(応用とひずみ)
3.材料力学(せん断、ねじり、曲げ)
4.機械力学(リンク機構、機械振動)
5.機械材料 (金属材料、合成材料)

中間試験
6.機械設計と機械要素(設計手法、ねじ、歯車)
7.機械製作(鋳造、加工)
8.流体力学(静止流体)
9.流体力学(管路内の流れ)
10.流体力学(流体計測)
11.熱力学(熱力学の基礎)
12.熱力学(ガスサイクル)
13.熱力学(蒸気の性質、蒸気サイクル)
14.伝熱学(熱伝導、対流伝熱)
15.伝熱学(放射伝熱)
16.期末試験(全範囲)、教科書、電卓使用可

評価方法と基準

達成目標1,2は中間試験、期末試験により評価する。
科目の合否は(中間試験 50点)+(期末試験100点)=150点を総合得点とし、最高得点を98点にして得点率を求め、総合得点率が60%以上を合格とする。

教科書・参考書

教科書「機械工学概論」末岡淳男編、基礎材料工学シリーズ9、朝倉書店
参考書 例えば「機械工学便覧」日本機械学会

履修前の準備

微積分の受講が望ましい

学習・教育目標との対応(機械工学科)

1.(A)材料,流体,熱・エネルギー,振動・制御,設計・加工,応用領域の6分野を柱として専門基礎知識を活用できるとともに,それらを互いに関連づけてデザインの基本概念を理解することで,技術的・社会的要求の実現に向けた具体的なプロセスを発案し,計画を遂行することができる.
2.(E)機械の運動機構や動特性,構造や強度,物質・運動量・エネルギーの流れなど,機械工学の基盤技術に関わる物理現象を,自然科学の法則に基づいて理解することができる.

学習・教育目標との対応(機械工学第二学科)

1.(E)機械工学における基盤分野の理解に必要な基礎的な数学の知識と応用能力,実験・分析の遂行に必要な確率・統計,情報処理の基礎的な知識や自然現象を数学的にモデル化し,シミュレーションする基礎的な知識と応用能力を習得する (1) 基礎的な数学の知識 (2) 実験データの分析能力 (3) 情報リテラシの習得 (4) 自然現象をモデル化し,シミュレーションする能力

学習・教育目標との対応(応用化学科)

1.(A)応用化学をささえる工学一般・自然科学・情報技術に関する知識と,その応用能力.

学習・教育目標との対応(電気工学科)

1.A1:種々の文化および社会の発展の歴史を理解して、説明することができる。

オフィスアワー

 授業終了後、またはメール(t.tanaka@eccj.or.jp)で対応。

環境との関連

環境関連科目 (環境教育割合15%)

最終更新 : Thu Mar 28 07:43:47 JST 2013