A0180800

機械材料1

Materials for Machine

開講部

工学部

開講学科

機械工学科

開講学年

2年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

選択必修

系列区分

専門

講義区分

講義
准教授垣内邦昭

授業の概要

機械の構成材料として広く用いられる金属材料について、有効な材料の選択および合理的な材料設計のための基礎知識を与えることを目的とし、金属材料の物理的・化学的性質や機械的性質と試験方法等について学ぶ。

達成目標

1.金属材料を機械部品として使用する際に考慮しなければならない機械的性質、物理的・化学的性質の理解ができる
2.引張強さ、降伏点、耐力について説明できる

授業計画

1.ガイダンス
  金属材料の特性
  金属および合金の物理・化学的性質と機械的性質
2.材料試験1
  引張試験方法、荷重-伸び線図、引張強さ、降伏点、耐力
3.材料試験2
  弾性変形、塑性変形、弾性係数、ポアソン比、すべり、種々の破断挙動
4.材料試験2
  圧縮試験、曲げ試験、ねじり試験
5.材料試験3
  硬さ試験、衝撃試験
6.材料試験4
  疲労試験、クリープ
7.金属の結晶構造
  金属の結晶構造、結晶の面と方向の表わし方、ミラー指数
8.合金の平衡状態図1
  純金属の凝固
  2元合金の平衡状態図
  合金を構成する相純金属、固溶体、金属間化合物
9.合金の平衡状態図2
  2元合金の平衡状態図
  共晶、固溶体と共晶、金属間化合物
10.金属の強さ
  金属の理論強度、へき開強さ
11.金属の強さ2
  金属の理論強度、せん断強さ
12.格子欠陥
  空孔、転移、面欠陥
13.実用金属の強化方法他
  析出硬化、加工硬化と再結晶、ひずみ時効、多結晶の金属の強さ
14.破壊
  金属材料の破壊の様式
  延性破壊、脆性破壊
15.軸受用材料
  軸受用材料の種類と選択方法

評価方法と基準

期末試験での得点が60点以上を合格とする。

教科書・参考書

宮川大海;金属材料工学,森北出版

履修前の準備

特になし

学習・教育目標との対応

1.(A)材料,流体,熱・エネルギー,振動・制御,設計・加工,応用領域の6分野を柱として専門基礎知識を活用できるとともに,それらを互いに関連づけてデザインの基本概念を理解することで,技術的・社会的要求の実現に向けた具体的なプロセスを発案し,計画を遂行することができる.
2.(H)機械を実現するために必要な工学特有の手法(計測,制御,設計,加工,プログラミングなど)に習熟し,それらを問題の状況に応じて適切に使うことができる.

オフィスアワー

質問があれば下記の時間に連絡して下さい。
 大宮校舎:水、木曜日昼、専門講師室
 豊洲校舎:水、木曜日を除く平日昼(12:00〜13:00)

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Sep 20 07:42:53 JST 2012