A0380400

機械加工

Mechanical Technology

開講部

工学部

開講学科

機械工学科

開講学年

1年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択必修

系列区分

専門

講義区分

講義
講師植木忠博

授業の概要

授業の概要
機械および機械部品の設計・制作は、まず構想図に従い材料を選択し、強度計算を行い、製作図を描き、加工し、組立てて完成される。これらはいずれも適切に行わればならず一つが欠けても希望通りの機能を発揮できないことになる。そしてこれらは互いに関連しており、材料が変われば強度計算をやりなおし、加工方法や図面も変わることになる。加工方法が変われば同様にすべて変化する。本講義では機械工業における生産加工技術全般についてその意義、理論および設計上の注意点を講述する。

達成目標

1.鋳造法の種類、特徴を理解できる。
2.塑性加工の広義での分類、種類を理解できる。
3.接合加工について理解できる。融接、固層接合の長所、短所を理解できる。
4.切削・研削加工の基礎を理解できる。また、工作機械の種類特徴を理解できる。
5.特殊加工の特徴種類を理解できる。

授業計画

1.概論
  機械製作の手順(構想、設計製図、加工、組立、検査)
  材料の選択(物理的・化学的性質、機械的性質)
  加工法(鋳造、塑性加工、溶接、切削加工、
  熱処理、特殊加工、工作精度)、組立て、検査
2.鋳造法1
各種鋳造法とその特徴
3.鋳造法2
  代表的な鋳造法1
4.鋳造法3
  代表的な鋳造法2、鋳造用金属材料
  鋳物設計上の注意点
5.塑性加工法1
  各種塑性加工法と特徴
6.塑性加工法2
  鍛造、圧延
7.塑性加工法3
  引抜、押出
8.塑性加工法4
  転造、プレス加工1
9.塑性加工法5
  プレス加工2,
10.溶接1
  代表的溶接法と溶接
11.溶接2
溶接継手の種類と開先形状、溶接用金属材料
  溶接設計上の注意点、ろう付、溶断
12.切削・研削加工法
  特徴、加工様式と工作機械、加工上の注意点
13.特殊加工
  放電加工、電子ビーム加工、プラズマ加工、
  レーザー加工、粉末冶金、射出成形等
14.特別講義 加工メーカに入社している卒業生に設計と加工または、最先端の加工について講義する。ただし。卒業生の都合により開講週は変わることがある。
15.試験

評価方法と基準

学習到達目標についての理解度をレポート、試験により評価する。
評価基準として、レポート20点と期末試験80点=100点満点とし,総得点が60点以上を合格とする。なお、レポート提出期日を過ぎると受け取らない。

教科書・参考書

大西久治「機械工学概論」、理工学社
小野・河村・北野・島栄「理論切削工学」、現代学社
その他「機械製作法」,「機械工作法」等

履修前の準備

なし

学習・教育目標との対応

1.(E)機械の運動機構や動特性,構造や強度,物質・運動量・エネルギーの流れなど,機械工学の基盤技術に関わる物理現象を,自然科学の法則に基づいて理解することができる.
2.(H)機械を実現するために必要な工学特有の手法(計測,制御,設計,加工,プログラミングなど)に習熟し,それらを問題の状況に応じて適切に使うことができる.

オフィスアワー

授業曜日 昼休みと終了後

環境との関連

環境関連科目 (環境教育割合 5%)

最終更新 : Thu Mar 28 07:44:35 JST 2013