A0511400

機械設計製図1

Machine Design & Drawing 1

開講部

工学部

開講学科

機械工学科

開講学年

2年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

必修

系列区分

専門

講義区分

製図
講師植木忠博

授業の概要

JIS規格に基づく機械製図の基礎を十分習得することを目的とする。図面制作に当たっては、決められた諸法則に従い、正確に、迅速にかつ明瞭に作らねばならない。また、物作りには必ず付随する工作法、機械材料等の付帯的知識も、なるべく身につくよう、さらに読図力の涵養を心がけて実施する。

達成目標

1.三角法を理解し、簡単な機械部品を製図法に従って図面に描くことができる。
2.物作りに付随する工作法、機械材料の知識を身につけ、それらと製図法との関係を説明することができる。
3.製図法をもとに、簡単な機械図面を読むことができる。

授業計画

1.ガイダンス
  製図とは、課題、スケジュール、参考書、製図用具
2.線と文字の練習
  製図用具の使い方
3.投影法の練習
  三角法の練習1
4.投影法の練習
  三角法の練習2
5.製図法の練習・第一回
  線の種類と用途、図形の表し方、主投影図
6.製図法の練習・第二回
  補助投影図、部分投影図、断面図
7.キー、ピン、スプライン
  局部投影図、穴、溝の寸法の入れ方
8.ねじ・ボルト・第一回
  ねじの種類と用途、ねじ製図、略画法
9.ねじ・ボルト・第二回
  ボルト・ナットの種類と使い方および呼び記号1
10.ねじ・ボルト・第三回
  ボルト・ナットの種類と使い方および呼び記号2
11.圧縮コイルばね
  ばねの略画法と要目表
12.歯車
  歯車の基準寸法、歯車の略画法と要目表
13.軸受・第一回
  軸受の種類と略画法、はめあい
14.軸受・第二回
  軸、軸受、はめあい、表面粗さの指示、加工方法と粗さ
15.JISに基づく製図法のまとめおよび試験

評価方法と基準

提出図面および期末試験で評価する。
 期末試験60点以上取得。
 図面を指定された期日までに提出。
 上記を満足した上で、期末試験20%、図面80%の割合で採点する。
 総合得点率60%以上で合格とする。

教科書・参考書

JIS B 0001 機械製図:日本規格協会
機械設計製図便覧:大西 清 理工学社、JIS規格

履修前の準備

図学を履修しておくことが望ましい。

学習・教育目標との対応

1.(E)機械の運動機構や動特性,構造や強度,物質・運動量・エネルギーの流れなど,機械工学の基盤技術に関わる物理現象を,自然科学の法則に基づいて理解することができる.
2.(H)機械を実現するために必要な工学特有の手法(計測,制御,設計,加工,プログラミングなど)に習熟し,それらを問題の状況に応じて適切に使うことができる.

オフィスアワー

製図に関しての質問は授業終了後受ける。

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Sep 20 07:43:05 JST 2012