A0513000

機械設計製図3

Machine Design & Drawing 3

開講部

工学部

開講学科

機械工学科

開講学年

3年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

選択必修

系列区分

専門

講義区分

製図
准教授垣内邦昭

授業の概要

設定されたいくつかの課題(例えば、小型ガソリンエンジン、電動ウィンチ、歯車減速機、渦巻きポンプ、手巻きウィンチ、メカニカルブレーキなど)から1課題を選択して実施する。
仕様を決定してから構想を立て、設計計算を行い、各部の形状および寸法を決定し、図面および計算書を作成するまでの過程を通して設計能力を養成する。
またコンピュータを活用し、いわゆるCAD(Computer Aided Design)による図面作成や初歩的なプログラミングを実施する。

達成目標

1.複雑な機械をこれまでに習った専門知識を活用して設計することができる。
(主に評価方法と基準の(2),(3),(4)を評価)
2.課題となる設計テーマに対して、自ら関連する設計法や、それに関連した文献を自主的に調査することができる。(主に(1),(3),(5)を評価)
3.設計計算の試行錯誤を重ねることによって、より高度な機械設計を成し遂げることができる。(主に(3),(4),(5)を評価)

授業計画

1.ガイダンスおよび課題の選択
2.仕様の決定
3.設計計算
4.同上
5.計算書
6.同上
7.下図作成
8.下図作成
9.下図作成
10.組立図、部品図、計算書作成
11.同上
12.同上
13.検図および図面修正
14.検図および図面修正
15.提出

評価方法と基準

図面、設計計算書および設計能力試験で評価する。
 図面、設計計算書は(1)問題設定力:5点満点、(2)構想力・(構想)表現力:25点満点、(3)総合応用力・創造力(問題解決力):25点満点(4)コミュニケーション力:5点満点、(5)計画性・持続力:20点満点の計80点満点で評価する。設計能力試験は20点満点とし、(3)の総合応用力・創造力(問題解決力)に加算される。図面、設計計算書および設計能力試験の合計100点満点で60点以上を合格とする。
 設計能力試験では、いくつかの機械ユニットの設計問題から1題選択し、実際に設計解答を行わせる。デザイン能力を評価できるような熱、流体などを含む課題を予定している。

教科書・参考書

ガイダンスの時に指示する

履修前の準備

設計製図1および2を修了していること

学習・教育目標との対応

1.(A)材料,流体,熱・エネルギー,振動・制御,設計・加工,応用領域の6分野を柱として専門基礎知識を活用できるとともに,それらを互いに関連づけてデザインの基本概念を理解することで,技術的・社会的要求の実現に向けた具体的なプロセスを発案し,計画を遂行することができる.
2.(E)機械の運動機構や動特性,構造や強度,物質・運動量・エネルギーの流れなど,機械工学の基盤技術に関わる物理現象を,自然科学の法則に基づいて理解することができる.
3.(H)機械を実現するために必要な工学特有の手法(計測,制御,設計,加工,プログラミングなど)に習熟し,それらを問題の状況に応じて適切に使うことができる.
4.(I-1)学習・発表・討議のプロセスを通じて身に付けた論理的な思考とプレゼンテーションスキルにより,他人の考えを理解し,自らの考えや意見を伝達することができる.
5.(J-1)インターネットを活用した自己学習や情報収集に習熟し,知的好奇心に基づいて自主的に学習を継続することができる.

オフィスアワー

製図についての質問は授業時間中および終了後に受ける。

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Sep 20 07:43:06 JST 2012