A0533800

機械ゼミナール2

Seminar on Mechanical Engineering 2

開講部

工学部

開講学科

機械工学科

開講学年

4年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

ゼミ
機械工学科全教員

授業の概要

本授業は少人数教育の形態で開講するもので,機械工学科の教員1名につき10名程度の履修者を対象として実施する.3年次までの学習を通じて、機械工学を中心とした工学的な考え方を学んできたが,それらを実社会で役立てるためには,単に専門知識を“知っている”だけでは不十分である.ときには他者との意志疎通を図りながら協力して作業を進め,そこから得られた成果をまとめあげ,論理立てて説明できる能力も要求されるようになる.しかし,このような能力は,経験によって身に付くところが多く.マンツーマン的な指導も必要となろう.したがって本授業では,これまで学習してきた機械工学に関するテーマを題材として,文書作成やプレゼンテーションの実践的な手法についてスキルアップをはかり、コミュニケーションとチームワーク力の向上を目指すことを目的とする.

以下に指導教員とテーマを示す.ただし,詳細については年度ごとに発表する.

達成目標

1.テーマに対する調査結果を整理・考察し,プレゼンテーションを通じて論理的に発表することができる.
(主に評価方法と基準の(3),(4)を評価)
2.テーマに関連する参考文献や情報を自主的に調査し,より高度なレベルに向かって自らを導くことができる.
(主に(3),(5)を評価)
3.工学問題の解決プロセスの一環として,インターネットや図書館等,種々のデータベースから必要な資料・文献・情報を取得し,それらを有効に活用することができる.(主に(3)を評価)
4.自分で定めたスケジュール通りに発表作品を,まとめ,役割分担を完成することができる.(主に(5)を評価)
5.機械工学に関連した分野の新たな問題点に対して,それを解決するための手法を調査し,提案・遂行することができる.
(主に(1),(2)を評価)

授業計画

岡本 史紀
 実験流体力学の基礎
山口 隆平
 循環器内流れの基礎
藤本 哲男
 医用工学の基礎
 [到達目標]医用工学の基礎的な実験を計画して実施することができる.
山田 純
 実践的数値解析の基礎
角田 和巳
 熱流体工学ブラッシュアップ・コロキウム
佐伯 暢人
 リサイクル工学
小谷 邦夫
 伝達マトリクス法による構造解析
矢作 裕司
 Hypersonic and High Temperature Gas Dynamics
垣内 邦昭
 トラス構造の設計
 [到達目標] トラス構造の応力とたわみを求めることができる。
工藤 奨
 細胞のバイオメカニクス
内村 裕
ロボット制御の基礎と制御系設計
[到達目標] デジタル制御の応用によって制御器の設計を行うことが出来る.
植木 忠博
 工作機械の基礎

評価方法と基準

プレゼンテーション(資料と発表内容)は必須とし,この他,レポート,調査結果のアブストラクト,実験・実習成果(製作物や作成ソフトウェア)の評価対象のいくつかによって評価する.
(1)問題設定力:20点満点,(2)構想力・(構想)表現力:30点満点,(3)総合応用力・創造力(問題解決力):20点満点,(4)コミュニケーション力:10点満点,(5)計画性・継続力:20点満点で評価し,100点満点で60点以上を合格とする.

教科書・参考書

各教員の指示による。

履修前の準備

配属先教員の指示を受けること。

学習・教育目標との対応

1.(A)材料,流体,熱・エネルギー,振動・制御,設計・加工,応用領域の6分野を柱として専門基礎知識を活用できるとともに,それらを互いに関連づけてデザインの基本概念を理解することで,技術的・社会的要求の実現に向けた具体的なプロセスを発案し,計画を遂行することができる.
2.(I-1)学習・発表・討議のプロセスを通じて身に付けた論理的な思考とプレゼンテーションスキルにより,他人の考えを理解し,自らの考えや意見を伝達することができる.
3.(J-1)インターネットを活用した自己学習や情報収集に習熟し,知的好奇心に基づいて自主的に学習を継続することができる.
4.(J-2)様々な視点からの技術探求が,新たな工学的発展につながることを理解し,より高い技術の修得へ自らを導くことができる.

オフィスアワー

教員プロフィールを参照して下さい。

環境との関連

環境関連科目 (環境教育割合 5%)

最終更新 : Thu Sep 20 07:43:09 JST 2012