A0600500

電子工学

Electronic Engineering

開講部

工学部

開講学科

機械工学科

開講学年

3年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

講義
講師横山成昭

授業の概要

講義は、主として電気製品、工業システム等で用いられている基本的な電子回路の役割及び働きを理解することを目的として行う。そのため、先ず基本的な電気回路の計算法について説明し、その後、電気信号を処理をするために用いられるデバイス及び電子回路の説明を具体的な設計の仕方を取り入れながら解説する。

達成目標

1.電気製品、工業システム等で用いられている基本的な電子回路の役割及び働きを理解する

授業計画

1.電子回路を学ぶに必要な回路理論について
  ・回路の基礎:オームの法則,キルヒホッフの法則などについて説明
  ・抵抗、コンデンサ・コイルの性質について
2.受動素子回路の性質について
  ・抵抗、コンデンサ・コイルの性質を基に電気回路の設計方法について説明を行う。
3.受動素子回路の性質について
  ・抵抗、コンデンサ・コイルの性質を基に電気回路の設計方法について説明を行う。
4.半導体素子について
  ・P型,N型半導体及び種々の応用素子についてその動作原理について説明を行う。
  ・ダイオード、トランジスタ、
   電界効果トランジスタ(F.E.T),サイリスタ
5.半導体素子について
  ・P型,N型半導体及び種々の応用素子についてその動作原理について説明を行う。
  ・ダイオード、トランジスタ、
   電界効果トランジスタ(F.E.T),サイリスタ
6.増幅回路について(1)
    (電圧増幅)
  ・トランジスタ、FETを用いた電圧増幅器について
7.増幅回路について(2)
  ・電力増幅器についてその出力電力、効率等について
8.演算増幅器の基礎
  ・演算増幅器の原理及び特徴について
9.演算増幅器の応用
  ・増幅器としての応用回路例について説明する。
10.ディジタル回路の基礎
  ・論理回路(ADN,OR,NOT)及びこれらの応用について
11.ディジタル回路の応用
  ・フリップフロップ応用の周波数カウンター, A/D,D/A 変換器
12.全上
13.電気,電子応用計測
  (1)サーボ系について
  ・長さ、変位、速度、力などの電気的な計測法について
14.電気,電子応用計測
  (2)プロセス系について
  ・流量、流速、温度などの電気的測定法について
15.電子回路応用
  ・制御用アクチュエータ等の駆動用電子回路の設計法

評価方法と基準

小テスト、期末試験

教科書・参考書

電子回路入門(昭晃堂)

履修前の準備

高校等で学んだ電気回路(オームの法則等)について復習しておくことが好ましい

学習・教育目標との対応

1.(E)機械の運動機構や動特性,構造や強度,物質・運動量・エネルギーの流れなど,機械工学の基盤技術に関わる物理現象を,自然科学の法則に基づいて理解することができる.
2.(H)機械を実現するために必要な工学特有の手法(計測,制御,設計,加工,プログラミングなど)に習熟し,それらを問題の状況に応じて適切に使うことができる.

オフィスアワー

講義のあと。電子工作などの相談大いに歓迎。

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Mar 28 07:44:47 JST 2013