A0691400

応用解析学

Applied Analysis

開講部

工学部

開講学科

機械工学科

開講学年

2年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

講義
講師工藤奨

授業の概要

【授業の概要】
偏微分方程式を解く際に必要なフーリエ級数およびフーリエ積分を解説する.その後,線形二階の微分方程式から一歩進んだ偏微分方程式,および弦の振動,熱伝導の偏微分方程式の解法について解説する。

達成目標

1.フーリエ級数およびフーリエ積分ができる
2.ダランベールの解法を用いて波動方程式を解くことができる
3.変数分離法を用いて偏微分方程式を解くことができる

授業計画

1.フーリエ級数の解説および演習1      
  序論および三角関数の微分積分の復習
2.フーリエ級数の解法および演習2 
  オイラーの係数
3.フーリエ級数の解法および演習3
  半区間展開
4.フーリエ級数の解法および演習4
  他の形のフーリエ級数
5.フーリエ級数の極限としてのフーリエ積分
6.フーリエ級数およびフーリエ積分の演習
7.偏微分方程式の概説1         
  弦の振動および熱伝導に関する方程式の概説
8.中間テスト(範囲は上記1〜6)
9.偏微分方程式の概説2
  変数分離法を用いた弦の振動の解法および演習
10.偏微分方程式の概説3
  変数分離法を用いた熱伝導の解法および演習1
11.偏微分方程式の概説4
  変数分離法を用いた熱伝導の解法および演習2
12.偏微分方程式の概説5          
  変数分離法を用いた熱伝導の解法および演習3
13.偏微分方程式の概説6
  波動方程式のダランベールの解法について
14.偏微分方程式の概説7
   3つの独立変数を含む解法について
15.期末テスト(範囲は上記7,9〜14)

評価方法と基準

達成目標1は中間テストにより評価する.
達成目標2は期末テストにより評価する.
達成目標3は期末テストにより評価する.

科目の合否は
中間テスト30%,期末テスト70%として,
総合得点率が60%以上を合格とする.

教科書・参考書

C.R.ワイリー著,富久訳「工業数学(上)」
ブレイン図書

履修前の準備

基礎数学および演習,基礎解析学,解析演習を履修していることが望ましい.

学習・教育目標との対応

1.(E)機械の運動機構や動特性,構造や強度,物質・運動量・エネルギーの流れなど,機械工学の基盤技術に関わる物理現象を,自然科学の法則に基づいて理解することができる.
2.(F)機械に関わる諸現象を物理の原理から数学的に導くことができ,機械の設計や性能評価に必要な技術計算ならびに統計処理を正確に適用することができる.

オフィスアワー

授業日の昼休み

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Sep 20 07:43:12 JST 2012