B0590600

設計の基礎

Fundamental Design Engineering

開講部

工学部

開講学科

機械工学第二学科

開講学年

1年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

講義
講師田中貴雄この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

設計に関して最初は,身近な道具を通して,次いで工業製品について考える.“物づくり”の中心を担う機械系技術者にとって,製図は設計思考の情報伝達手段としての必須のツールである.図学を通して「機械製図法」の基本である「3次元座標感覚」を修得する.授業は,講義とこれに続く演習を基本的な構成とし,授業計画に沿った演習を通して実践的な力を身に付ける.授業には、定規,三角定規,コンパス,細線用の鉛筆,実線用の鉛筆等を準備すること.

達成目標

1.設計の概念を理解し,いろいろな図法による作図を通して“物づくり”の中心を担う機械系技術者にとって,重要な空間認識能力と立体観を養い,かつ図面からものの形状が理解できる基礎的知識を習得する.

授業計画

1.当授業の、講義方針・内容、授業に対する準備
2.身近な道具、例えば椅子の設計について考える
3.工業製品の設計について具備すべき条件を考える
4.平面図形の作図(1)
5.平面図形の作図(2)
6.講義と演習 立体の表し方、第一角法と第三角法、主視図、基準線
7.講義と演習 副視図、直線の実長と傾角
8.講義と演習 平面と平面上の点・直線
9.講義と演習 回転法、切断平面法
10.講義と演習 曲面、回転面と平面の交点
11.講義と演習 立体と立体の交線
12.講義と演習 面の展開
13.講義と演習 単視図
14.製作図(1)
15.製作図(2)

評価方法と基準

提出された演習および課題により評価する.特に課題については,正確さ,美しさ,読み取りやすさ,効率的に描かれているか,といったことを基準に評価する。成績はそれぞれの評点より総合得点(100点満点)を計算し、60点以上の場合を合格とする。
課 題: 40%
演 習: 60% (授業における演習において一定のレベルの結果を出すこと)

教科書・参考書

テキスト:「図学」(最新機械工学講座) 原正敏 著/産業図書

履修前の準備

なし

学習・教育目標との対応

1.(A)学科の教育理念に基づき,設計・実験および卒業研究を中核として,人間環境および感性をも含めた総合的な視点で問題を捉えて機械を創成できる基礎的な知識と応用能力を身につける (1) 与えられた課題に対し,自ら考え,調査・検討し目的を達成する能力
2.(D)技術・工学の根幹をなす「物質」,「エネルギー」および「情報」を基盤とした機械工学の基礎的な知識と応用能力を習得する (1) 力学,材料力学,熱力学,流れの力学の基礎 (2) 多く (17科目以上) の専門科目の習得

オフィスアワー

講義日の昼の休憩時間帯

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Sep 20 07:43:24 JST 2012