B0050100

機構学

Mechanism

開講部

工学部

開講学科

機械工学第二学科

開講学年

1年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択必修

系列区分

専門

講義区分

講義
准教授細矢直基この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

【授業の概要と目的】
 単なる知識としてのみ存在しがちな,種々の機構について,基礎から応用までを考えた“考え方”を主とし創造し得る能力を涵養する.
【到達目標】
 新たな機械・機構を構築するにあたっての,基本的な資質を身につける.
【学習目標との対応】
(A) 学科の教育理念に基づき,設計・実験および卒業研究を中核として,人間環境および感性をも含めた総合的な視点で問題を捉えて機械を創成できる基礎的な知識と応用力を身につけることができる.
(D) 技術・工学の根幹をなす「物理」,「エネルギー」および「情報」を基礎とした機械工学の基礎的な知識と応用力を習得できる.

達成目標

1.機構学に必要な運動学の基礎が理解できる.
2.リンク機構の基礎を理解できる.
3.カム機構の基礎が理解できる.

授業計画

1.機構学とは?
・機構学に必要な知識、および機構学において取り扱う内容の説明.
2.機構の基礎
・機構の役割
・機構学における基礎用語と概念
3.機構と運動の基礎
・物体の運動
・機構における位置・速度・加速度
・機構の自由度
4.運動学(1)
・直線運動
・平面曲線運動
5.運動学(2)
・直角座標
・法泉と接線の座標
6.運動学(3)
・演習
7.中間試験
8.運動学(4)
・極座標
・空間曲線運動
・演習
9.平面リンク機構(1)
・リンク機構の運動
・リンク機構の使われ方
10.平面リンク機構(2)
・平面連鎖の自由度
・演習
11.平面リンク機構(3)
・種々のリンク機構
・演習
12.平面リンク機構(4)
・瞬間中心と図式解法
13.平面リンク機構(5)
・てこクランク機構
・両てこ機構
・両クランク機構
14.機構の力学解析
・仮想仕事の原理
・1自由度機構の力学解析
15.期末試験

評価方法と基準

レポートや演習20%,中間試験40%,期末試験40%とし,総点100点で60点以上を合格とする.

教科書・参考書

教科書:特に指定しない
参考書:
日本機械学会編,機構学(JSMEテキストシリーズ),丸善
安田仁彦,機構学改訂版,コロナ社
住野和男,林俊一,絵解きでわかる機構学,オーム社
鈴森康一,ロボット機構学,コロナ社

履修前の準備

力学の基礎は履修しておくこと.線形代数,ベクトル解析,情報処理の基礎科目(情報リテラシやC言語入門)を履修しておくことが望ましい.

学習・教育目標との対応

1.(A)学科の教育理念に基づき,設計・実験および卒業研究を中核として,人間環境および感性をも含めた総合的な視点で問題を捉えて機械を創成できる基礎的な知識と応用能力を身につける (1) 与えられた課題に対し,自ら考え,調査・検討し目的を達成する能力
2.(D)技術・工学の根幹をなす「物質」,「エネルギー」および「情報」を基盤とした機械工学の基礎的な知識と応用能力を習得する (1) 力学,材料力学,熱力学,流れの力学の基礎 (2) 多く (17科目以上) の専門科目の習得

オフィスアワー

授業開始前30分,授業終了後30分,教員控え室において対応する.その他,電子メールでも対応する.

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Mar 28 07:45:01 JST 2013