B0290300

流れの力学1

Fluid Mechanics & Hydraulics 1

開講部

工学部

開講学科

機械工学第二学科

開講学年

2年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

必修

系列区分

専門

講義区分

講義
教授小野直樹この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

(目的)流体の流れにおいて生ずる諸現象、すなわち流体の運動とそこに働く力に関する理論と、その利用について学ぶ。内容は難しい理論的立場からの扱いはできるだけさけ、物理面からの理解に主眼をおく。
(到達目標)
1.流体についての概念を理解し、その物理的性質を説明できる。
2.流体の静力学に関連して基本的な圧力、浮力、相対的静止等について理解し、それらに関連した基礎的問題を解くことができる。
3.1次元の連続の式、エネルギー式および運動方程式の導出法を理解し、これらに関連した基本的問題を解くことができる。
4.次元解析および相似則を理解し、これらに関連した問題を解くことができる。
(学習・教育目標との対応)
1.機械工学の基礎力学の一つである流れの力学(流体力学)の基礎知識と応用能力を身につける。

達成目標

1.機械技術者として必要な流れに関する現象とその力学の基礎の習熟度を見る.

授業計画

1.(流体とは)
流れの力学を学ぶ意義,流れの分類
2.流体の物理的性質,単位系
3.(流れの基礎的現象)
定常流と非定常流,層流と乱流,管内流と圧力損失
4.揚力と抗力,境界層と流れのはく離,渦
5.(流体の静力学)
流体の圧力とその測定法
6.平板に作用する圧力, マノメータでの圧力算出
7.浮力, 相対的静止
8.(流れの基礎式)
流れの記述法,連続の式
9.エネルギーの式とその応用(1)
10.エネルギーの式とその応用(2)
11.運動方程式
12.(次元解析と相似則)
次元と次元解析
13.次元解析の応用
14.相似則
15.定期試験

評価方法と基準

演習課題20%,小テスト10%,期末試験70%の割合で評価し,総合得点率60%以上を合格とする.

教科書・参考書

教科書:「流体力学(JSMEテキストシリーズ)」日本機械学会(丸善)

履修前の準備

数学の基礎(特に微分積分学)、物理学の基礎(特に力学の運動量保存則、エネルギー保存則)について復習しておくこと。

学習・教育目標との対応

1.(D)技術・工学の根幹をなす「物質」,「エネルギー」および「情報」を基盤とした機械工学の基礎的な知識と応用能力を習得する (1) 力学,材料力学,熱力学,流れの力学の基礎 (2) 多く (17科目以上) の専門科目の習得

オフィスアワー

授業終了後の時間、または電子メールにて連絡をして下さい。

環境との関連

環境関連科目 (環境教育割合20%)

最終更新 : Thu Sep 20 07:43:30 JST 2012